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編集日 October 24, 2026

アップスキリングプラットフォーム13選:社員のスキルアップを支える研修サービスを比較【2026年】

社員のアップスキリングに使える13のプラットフォームを、講座ライブラリ、自社研修の作成、スキル管理の観点で比較。導入の進め方、料金、選定時のトレードオフもまとめました。

トラヴィス・クラップ
Travis Clapp
CEO兼創業者
重要なポイント

2026年におすすめのアップスキリングプラットフォームは、Coursera for Business、Udemy Business、LinkedIn Learning、Pluralsight、edX、Go1、Degreed、Docebo、360Learning、Coursebox、TalentLMS、Confirm、Discoの13サービスです。埋めたいスキルギャップを基準に比較してください。

  • 講座ライブラリの利用、スキル管理、自社研修の作成は、互いに機能が重なる部分があります。複数を提供するベンダーも多く、プランやライセンスの条件はそれぞれ異なります。
  • Courseboxはコース作成、配信、AIチューター、評価をひとつにまとめ、受講者数は無制限です。既製の講座を購入したいチームには、講座ライブラリ型のサブスクリプションが向いています。
  • 実務に即した評価の有無、コンテンツの権利、総費用を確認しましょう。修了記録だけでは、職場で通用するスキルが身についたことの証明にはなりません。
どのアップスキリングプラットフォームが合うか迷っていますか?

3つの質問に答えると、下の4つのツールを比較できます。結果は回答内容をもとにした目安です。各ツールの機能、制限、確認すべき費用は本文で解説しています。

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どのアップスキリングの進め方を優先しますか?
学習者

AI を活用したコース、クイズ、フラッシュカードでより速く学習できます

社員のスキルアップと一口に言っても、既製の講座を受けてもらえば足りるケースと、自社の業務手順を研修に落とし込み、実際に練習してもらって成果まで確認したいケースとでは、選ぶべきプラットフォームがまったく違います。比較の起点にすべきなのは講座数の多さではなく、「社員に何ができるようになってほしいか」というギャップです。

筆者(Travis)はこれまで、人材育成の担当者が、目指すところは正しいのに自社に合わないプラットフォームを選んでしまう場面を数多く見てきました。多くの場合、原因はデモにあります。デモの印象で「講座を視聴できること」と「研修プログラムを作れること」の違いが見えにくくなってしまうのです。本記事では13のサービスを、学習の流れ、評価機能、公開されている料金、実務上のトレードオフの4点で比較しました。

なお、筆者はCourseboxに勤務しており、Courseboxも比較対象に含めています。CourseboxのAI LMSはコース作成、配信、AIチューター、評価を一体で提供しますが、比較では講座ライブラリの利用、スキル管理、自社研修の作成を分けて整理し、各サービスが何を担えるのかがわかるようにしました。

アップスキリングプラットフォームの選定基準

ツールを見る前に押さえておきたいのが、候補選びの結果を大きく左右する次の4つの観点です。

  • コンテンツの調達方法:ライセンス講座が必要か、自社研修か、その両方か。両方に対応するプラットフォームも少なくありません。
  • アクセスと所有権:何をエクスポートできるか、契約終了後に何が利用できるかを確認します。
  • スキル習得の裏付け:講座の修了、スキル評価、実務課題の達成は別物として扱います。
  • 総費用:ライセンス数、コース作成、コンテンツのライセンス、外部連携、プログラムの運用にかかる工数まで含めて比較します。
tip:足りないスキルから考える

講座ライブラリはコンテンツの不足を補い、コース作成ツールは自社固有の業務を研修にするためのものです。スキルプラットフォームは、育成の取り組みを職務や実績の記録にひもづけます。ただし3つの役割は重なり合うため、まず必要な運用の流れに合わせて候補を絞り、見積もりのプランにどのコンテンツ機能と評価機能が含まれるかを確かめてください。

アップスキリングプラットフォーム13選の比較表

ツール主な役割向いている用途開始価格
Coursera for Business購入型(マーケットプレイス)信頼できる既製の講座ライブラリTeamsはオンライン購入、Enterpriseは見積もり
Udemy Business購入型(マーケットプレイス)講座の幅広さユーザー単位の年額(見積もり)
LinkedIn Learning購入型(マーケットプレイス)LinkedInと連動した動画ライブラリライセンス単位(見積もり)
Pluralsight購入型(マーケットプレイス)技術・IT分野の専門性とハンズオンラボ月額US$30から
edX for Business購入型(マーケットプレイス)大学の認定資格見積もりのみ
Go1コンテンツ+研修プラットフォーム複数の提供元の講座ライブラリ見積もりのみ
Degreed購入・キュレーション型(LXP)全コンテンツを横断したスキル管理見積もりのみ
Docebo自社作成型(エンタープライズ)大規模運用とガバナンス見積もりのみ
360Learning自社作成型(共同作成)社内の専門家による共同作成1ユーザーあたり月額US$8
Coursebox自社作成型(AIネイティブ)社内資料からのアップスキリング研修作成無料プランあり、有料プランも提供
TalentLMS自社作成型(軽量)中小企業での素早い導入無料、月額US$119から
Confirm(Learning Pool)コンテンツ+エンタープライズ学習規制業種の人材スキル見積もりのみ
Disco自社作成型(コホート・AI)コホート型・コミュニティ型のアカデミー月額US$399から
13のアップスキリングプラットフォームを一目で比較したインフォグラフィック

料金は2026年10月19日時点で確認したものです。法人向けの見積もりは人数、利用できるコンテンツ、含まれる機能によって変わるため、同じ受講者数と請求期間で比較してください。

講座ライブラリ型・スキル管理型のプラットフォーム

講座の調達、学習の整理、スキルとの紐づけに役立つサービスです。自社コンテンツに対応するものもあるため、どちらか一方を選んだら変えられないと決めつけず、プランの内容を確認しましょう。

1. Coursera for Business

Coursera for Business(アップスキリングプラットフォーム)

Coursera for Businessでは、大学や企業が制作した講座とプロフェッショナル認定証を利用できます。筆者なら、まずデータアナリストのような職務をひとつ決め、その人がこなすべき業務と用意されている学習パスを照らし合わせるところから始めます。

マネージャーは学習を割り当て、スキルベンチマークでギャップを把握できます。Teamsプランは2~499人が対象で、EnterpriseプランではAIを活用したカスタムコース作成などの機能が加わります。ただし、自社のデータや顧客、システムで使えるスキルにするには、講座に加えて自社向けの演習が必要です。

筆者の見解:候補に残すかどうかは、有名大学のロゴではなく、ひとつの学習パスを最後まで確かめて判断します。前提条件、評価方法、認定証の取得条件を確認しましょう。プロフェッショナル認定証が、そのまま大学の単位や公的な資格になるわけではありません。

料金:Teamsは地域別の価格でオンライン購入でき、Enterpriseは個別見積もりです。個人向けのCoursera Plusの価格を流用せず、法人向けサブスクリプションの価格で試算しましょう。

2. Udemy Business

Udemy Business(アップスキリングプラットフォーム)

Udemy Businessは、Udemyの幅広いマーケットプレイスから技術、ビジネス、プロフェッショナルスキルの講座を厳選して提供しています。Business版の講座ライブラリは法人向けに選ばれたもので、誰でも講座を公開できる一般向けのマーケットプレイスとは異なります。

管理者は講座や学習パスを割り当て、受講者の学習状況を確認できます。Enterpriseプランでは社内独自のコンテンツにも対応しています。テーマを割り当てる前に、講師、講座の更新日、前提条件、演習の内容を、チームが使っているソフトウェアのバージョンや実際の業務と照らし合わせましょう。

筆者の見解:試すなら、2人の社員に同じ短い課題を出し、その成果物を比べます。講座ライブラリが大きければ選択肢は増えますが、講座を選び、練習の時間を確保するのは引き続き人材育成担当者の仕事です。必要なラボや専門コレクションに追加ライセンスがかかるかどうかも、契約前に見ておきたい点です。

料金:法人向けはユーザー単位のライセンスです。地域別のTeamプランの購入画面を確認し、必要な講座ライブラリ、外部連携、学習機能を含めたEnterpriseの見積もりを取りましょう。

3. LinkedIn Learning

LinkedIn Learning(アップスキリングプラットフォーム)

LinkedIn Learningは動画講座ライブラリをLinkedInのスキルグラフと連動させており、プロフィールに登録されたスキルに沿っておすすめの講座が表示されます。

社員はビジネス、クリエイティブ、技術など幅広い分野の動画講座や学習パスを受講できます。チームで導入する場合は、学習パスを実際の職務要件と照らし合わせ、法人ライセンスに含まれるレポート機能や連携機能も事前に見ておくと安心です。動画の本数が多いからといって、チームに必要な実践演習が講座に含まれているとは限りません。

筆者の見解:さまざまな職種の社員が手軽に能力開発に取り組む用途に向いています。習得を確かめたいスキルについては、別途実務課題を組み合わせます。開発者やクラウドエンジニア向けには、技術分野ならどれも同じ深さだと考えず、具体的な演習内容やラボの利用可否まで見てください。

料金:法人向けはライセンス単位の見積もりです。個人向けサブスクリプションは別の商品なので、チーム契約に含まれるレポート機能や管理機能を見積もる根拠にはなりません。

4. Pluralsight

Pluralsight(技術系アップスキリングプラットフォーム)

Pluralsightは技術分野を深く掘り下げて学べるマーケットプレイスです。ソフトウェア開発やITのチーム向けに、講座に加えてハンズオンラボとSkill IQによるスキル評価を提供しています。

開発者は職種別の学習パスに沿って学び、評価でスキルを測定し、サンドボックス環境で練習できます。技術分野に特化しているぶん専門性は高い一方、それ以外の分野は手薄です。

筆者の見解:効果が出るのは、スキル評価、目的を絞った学習パス、そして実際にスキルを使ってみるラボの組み合わせです。筆者が試験導入するなら、エンジニア職をひとつに絞り、講座の後に実際のトラブルシューティング課題を入れます。チーム全体に割り当てるのは、利用できるラボ環境と利用上限を把握してからにします。

料金:現在の購入画面では、Coreが月額US$30または年額US$252、Completeが月額US$55または年額US$468、Teamsが1ユーザーあたり月額US$47または年額US$564です。Enterpriseは見積もりとなります。プランを選ぶ際は、含まれるコンテンツとラボの範囲を見比べてください。

5. edX for Business

edX for Business(アップスキリングプラットフォーム)

edX for Businessは、MIT、Harvard、Oxfordなどの大学によるマイクロクレデンシャルやプロフェッショナル認定証を提供しており、学術色が強く、資格取得を軸にしたアップスキリングに向いています。

実績ある教育機関で体系的に学べるのが魅力で、認定証や長期のプログラムも用意されています。プログラムごとに学習量と取得できるものを確認しましょう。修了証、職業上の資格、他の大学でも認められる単位はそれぞれ別の成果であり、育成計画のなかで同じものとして扱うべきではありません。

筆者の見解:社員に長期のプログラムに取り組む時間があり、その資格が職務に関係する場合に選びます。受講を始める前に、学んだことを業務でどう活かすかをすり合わせておきましょう。社内の短い手順を覚えてもらうだけなら、焦点を絞った自社コースを作るほうが、時間を有効に使えるでしょう。

料金:法人向けは見積もりのみ(「デモを予約」から問い合わせ)。個別の講座やプログラムは別料金です。

6. Go1

Go1(コンテンツアグリゲーター型アップスキリングプラットフォーム)

Go1は、複数の研修会社のコンテンツと学習プラットフォームの機能を組み合わせたサービスです。既存のLMSにコンテンツを提供することもでき、Go1自身のプラットフォームでも研修の配信や作成ができます。単なる講座ライブラリの連携ツールにとどまりません。

購入時に確認すべきなのは、どの提供元やコレクションが含まれるか、講座が現在のシステムでどう表示されるか、修了記録がどのシステムに反映されるかです。実際に割り当てる予定の講座をひとつ使い、受講者が講座を開始してからレポートが出力されるまでをデモで見せてもらいましょう。

筆者の見解:コンテンツ契約をひとつにまとめれば、複数の提供元を管理する手間を減らせます。それでも、コンテンツの提供終了、差し替え、ライセンス条件は確認します。コース作成ツールやLMSも必要なら、どのコンテンツパッケージにも含まれていると考えず、見積もりにその機能を明記してもらいましょう。

料金:必要なコンテンツとプラットフォームの構成に応じた見積もりです。ライセンス対象のユーザー数、含まれる提供元、配信やコース作成にかかる追加費用の有無は、契約前に必ず確かめておきたいポイントです。

7. Degreed

Degreed(学習体験プラットフォーム)

Degreedは購入型と自社作成型の中間に位置する学習体験プラットフォーム(LXP)です。外部コンテンツを集約し、社員のあらゆる学習を横断してスキルを管理します。

講座、記事、社内コンテンツを取り込んでスキルに紐づけ、一人ひとりが次に学ぶべき内容を提示します。自前の講座ライブラリを持つのではなく、キュレーションと記録に徹しています。

筆者の見解:学習がすでに複数のシステムに分散していて、社員に一貫した育成の道筋が必要な場合に候補にします。スキルがどう評価されるか、誰が認定できるか、どんな根拠で評価が変わるかを試しましょう。講座を視聴したことと、スキルを実際に示したことが、いつの間にか同じ記録になってしまうのは避けるべきです。

料金:見積もりのみ(デモを依頼)で、エンタープライズ規模の価格設定です。

自社研修・社内アカデミー向けのプラットフォーム

自社の研修を整理して配信するためのサービスで、外部講座やライセンス講座のライブラリと併用されることも多くあります。比較すべきなのは、コンテンツの作成、割り当て、受講者の支援、成果の確認という一連の流れ全体です。

8. Docebo

Docebo(エンタープライズ向けアップスキリングプラットフォーム)

Doceboは、自社のアップスキリング研修を大規模に作成・配信するためのエンタープライズ向けLMS/LXPで、AIによるコンテンツのタグ付けとスキルエンジンを備えています。

コースを作成またはインポートし、職務やスキルに応じて受講登録を自動化し、詳細なレポートを得られます。その機能の豊富さと引き換えに、エンタープライズ製品ならではの複雑さと費用がかかります。

筆者の見解:大規模に導入するなら、受講者画面を評価する前に、社員データの連携、割り当てルール、拠点ごとの管理者権限を整理します。デモでは、地域のマネージャーに研修の割り当てと必要なレポートの取得を実際にやってもらいましょう。こうした役割分担によって、プログラムの初期設定にどれだけ手間がかかるかが決まります。

料金:個別見積もりで、最低1年契約です。Doceboによると、3~5年契約を選ぶ顧客も多いとのことです。ユーザー課金の方式、モジュール、導入支援、コンテンツのライセンスは、ひとつの提案書にまとめて提示してもらうと比較しやすくなります。

9. 360Learning

360Learning(共同作成型アップスキリングプラットフォーム)

360Learningは、人材育成部門だけでなく社内の専門家がアップスキリング研修を共同で作成できるように設計されており、AIによるコース作成で原案づくりを効率化できます。

各分野の専門家が共同でコースを作成・更新でき、受講者も古くなった内容を指摘できます。作成・配信・進捗管理もひとつにまとまっています。ただし、この共同作成の仕組みを回すには、コースごとに責任者が必要です。

筆者の見解:成功の条件は、専門家が協力でき、承認と更新に責任を持つ人がいることです。導入時のチェックリストには、コースの責任者、レビュー担当者、そして担当者が異動したときの後任を明記しておきます。フィードバックが対応できる人に届かなければ、共同作成をしても知識は最新に保てません。

料金:Teamプランは最大100ユーザーまで1ユーザーあたり月額US$8(月払い)。BusinessとEnterpriseは個別見積もりです。

10. Coursebox

CourseboxのAIコース作成のホームページ。トピックや資料からコースを作成するための指示を入力する欄がある

Courseboxは、AIによるコース作成、配信、AIチューター、評価をひとつのプラットフォームにまとめています。資料のアップロード、URLの指定、トピックの入力のいずれかでレッスンと問題が生成され、内容を確認したうえで研修を割り当てられます。筆者はこの製品に携わっているため、利害関係のある立場からの推薦である点をご了承ください。

アップスキリングに使うなら、筆者は短いコースに、実務に近い課題と、求められる水準を示したルーブリックを組み合わせます。学習中の質問にはAIチューターが対応し、評価とレポートで進捗を追えます。自社ブランドのLMSとして使うオプションでは、独自ドメイン、受講者グループ、学習パスを追加できます。ただし、これらは有料プランの機能で、無料プランで使えるとは限りません。

筆者の見解:足りない知識が自社の製品、業務手順、顧客に固有のものである場合に向いています。公開前に、生成された例と評価基準を専門家に確認してもらいましょう。既存の大学講座や専門講座のライブラリを使いたいのであれば、講座ライブラリ型のサブスクリプションと比較してください。

料金:すべてのプランで受講者数は無制限です。無料プランでは最大5ページのミニコースを3つ作成でき、有料プランではコース作成の上限とLMS機能が拡大します。ブランディング、エクスポート、外部連携、EnterpriseのSSOアドオンが想定している導入計画に合うかどうかも、プランを選ぶ前に見ておいてください。

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2026年3月11日~7月19日に19,424人のユニークユーザーが行ったコース生成の回数
Source: Coursebox自社製品データ(PostHog)、2026年3月11日~7月19日

11. TalentLMS

TalentLMS(アップスキリングプラットフォーム)

TalentLMSは手軽に始められる自社作成型の選択肢で、中小規模のチームが自社のアップスキリング講座を配信するためのシンプルなLMSをすぐに立ち上げられます。

コースを作成またはインポートし、受講者をグループに分け、研修環境を分ける必要がある場合はブランチ機能を使えます。選んだプランで割り当て、自動化、レポートの機能がどこまで使えるかを確認しましょう。TalentLMSもAIを活用したコンテンツ作成を提供しているため、AIボタンがあるかどうかだけで比較しないことが大切です。

筆者の見解:小規模なチームなら、管理者の一連の作業を通して試します。新入社員を追加し、適切なコースに登録し、期限を過ぎた受講者をフォローして、レポートを書き出すところまでです。より大きな組織や季節雇用のスタッフを想定する場合は、事前にブランチ数の上限と課金方式を確認しましょう。

料金:無料プランは5ユーザー、10コースまで。Coreプランは月額US$119からと表示されており、料金ページで請求期間とユーザー数の区分を選びます。アクティブユーザー数に応じた柔軟な課金は別オプションで、適用には個別の条件があります。

12. Confirm(旧Learning Pool)

Confirm(Learning Pool)のアップスキリングプラットフォーム

ConfirmはLearning Poolの現在の名称です。ライセンスコンテンツ、カスタムコース作成、アダプティブラーニング、エンタープライズ向けの配信まで幅広く提供しています。そのため、自社作成型のひとつとしてではなく、プラットフォーム全体を比較するなかで検討したいサービスです。

導入を検討する際は、提案書に含まれる実際の製品を見極める必要があります。コンテンツライブラリ、コース作成ツール、受講者向けプラットフォーム、分析機能が別々の構成要素になっている場合があるためです。また名称変更により、ヘルプ記事や既存の導入先で異なる製品名が使われていることもあります。購入したシステムに対応するドキュメントがどれなのかも、あらかじめ確かめておきます。

筆者の見解:コンテンツと学習基盤の両方が必要な大規模プログラムなら候補にします。同じテーマで経験豊富な社員と新入社員の両方に試してもらい、アダプティブな学習ルートがどう変わるかを確認しましょう。規制業種の業務では、コンプライアンス対応という表示に頼らず、証跡レポートとコンテンツの更新プロセスを確認します。

料金:見積もりのみ(デモを予約)で、エンタープライズ規模の価格設定です。

13. Disco

Disco(コホート型アップスキリングプラットフォーム)

Discoはコホート型・コミュニティ型のアップスキリングに特化したAIネイティブのLMSで、自分のペースで進める講座ライブラリではなく、アカデミーや研修プログラムのために作られています。

アカデミーでは、講座にコミュニティでのディスカッション、日程を決めたセッション、AIによる運営支援を組み合わせられます。フィードバックや受講者同士の交流が育成に欠かせない場合に便利です。1回きりの開講ではなく、募集を複数回行う前提で、コホートの日程、メンバーのアクセス権、講座の割り当てがどう機能するかを確かめておきましょう。

筆者の見解:コミュニティそのものが提供価値の一部になっている研修ビジネスや社内アカデミーに向いています。ディスカッションの進行役と、参加が止まったメンバーへのフォロー担当を決めておきましょう。コミュニティ主導の方法を選ぶ前に、その運営の手間を、講座を割り当てるだけのシンプルなプログラムと比べてみてください。

料金:Organizationプランは年払いで月額US$399、最大500メンバーまでと表示されています。Enterpriseは見積もりです。メンバー数の上限に加え、アカデミーに必要な講座、コミュニティ、販売、外部連携の機能がそろっているかを見極めてください。

アップスキリング施策の効果を確かめる方法

世界経済フォーラムの「仕事の未来レポート2025」(Future of Jobs Report 2025)によると、調査対象の企業は、2030年までに労働者が現在持っているスキルの39%が変化するか時代遅れになると予想しています。同じ世界規模の調査では、63%の企業がスキルギャップを変革の障壁に挙げています。だからこそ、講座の修了件数の目標よりも、明確に定義したスキルギャップを出発点にすべきです。

段階集めるべき根拠プラットフォームに求める支援
学習前ベースラインとなる課題または評価適切な学習パスと前提条件を特定する
学習中質問、演習、フィードバック練習を支え、必要なときに助けを得られるようにする
学習後比較可能な実務の成果物ベースラインと同じ基準で評価する
職場に戻ってからスキルを実践した後のマネージャーによる確認フォローアップを記録し、追加の支援が必要か見極める

大規模な導入を決める前に、少人数のグループでひとつの学習パスを試すことをおすすめします。業務を管理する人と評価方法をすり合わせ、練習の時間を確保し、どの記録をエクスポートできるかを確認しましょう。講座の修了は管理上の記録として役立ちますが、成果物の改善が見られれば、社員と話し合うためのより確かな材料になります。

結局、どのアップスキリングプラットフォームを選ぶべきか

13のサービスを、解決したい課題別に整理すると次のとおりです。

重視することおすすめのツール
信頼できる既製の講座ライブラリCoursera for Business
最も幅広い講座ライブラリUdemy Business
LinkedInと連動した動画ライブラリLinkedIn Learning
技術・IT分野の専門性Pluralsight
大学の認定資格edX for Business
ひとつの契約で複数の提供元を利用Go1
全コンテンツを横断したスキル管理Degreed
エンタープライズ規模の運用とガバナンスDocebo
社内の専門家による共同作成360Learning
AIで自社のアップスキリング研修をすばやく作成Coursebox
シンプルですぐに使える自社作成型プラットフォームTalentLMS
コンプライアンス要件の厳しい規制業種Confirm(Learning Pool)
コホート型・コミュニティ型のアカデミーDisco

まずは職種をひとつ、目に見えるスキルギャップをひとつに絞ってプラットフォームを試し、全社展開はその結果を見てから判断してください。それだけで、どのサービスが自社に合うかはかなりはっきりします。外部コンテンツを集約する仕組みについては学習体験プラットフォーム(LXP)の解説記事で、割り当てやレポートの要件はLMSの比較記事で詳しく取り上げています。

開示事項:筆者はCourseboxに勤務しています。製品情報と料金は2026年10月19日時点で確認しました。Courseboxの利用データは、記載期間のPostHogによる自社データです。

よくある質問

社員のスキルアップを支援するプラットフォームです。割り当てられたコンテンツ、自社研修、実践練習、スキル管理などを通じてスキルを伸ばせます。これらの機能を複数備えたサービスも多いため、実際のプランと運用の流れを確認しましょう。

購入型では、既存の講座ライブラリからライセンス契約で講座を利用します。自社作成型では、自社の業務手順や事例を研修にできます。両者は併用でき、両方に対応する提供元も少なくありません。カスタムコンテンツの選択肢、エクスポートの権利、ライセンス条件を確認しましょう。

講座を購入するならUdemy BusinessかCoursera、自社の研修をすばやく作るならCoursebox(無料プランあり、受講者数無制限)かTalentLMSが候補です。DoceboやConfirmのようなエンタープライズ向けプラットフォームは、多くの場合、小規模チームには大がかりすぎます。

講座の修了に加えて、スキル評価、スキルレベル、実績の記録を提供するサービスもあります。スキルをどう認定するのか、その根拠を誰が確認できるのかを確かめておきましょう。能力が身についたかを確認したい場合は、実務に近い課題を使ってください。

はい。Courseboxや360Learningのような自社作成型プラットフォームなら、社内の資料や専門知識を体系的なコースにできます。CourseboxはファイルやURLからAIがコースの原案を作成するため、ゼロから作るのではなく編集から始められます。

トラヴィス・クラップ

Travis Clapp

CEO兼創業者

Travis ClappはCourseboxのオリジナルの創業者でありCEOです。経験豊富なインストラクショナルデザイナーとして、彼自身が高品質なコースを作り上げるプロセスを経験してきました。それらの経験から、ドキュメントやアイデアをすべて仮想のボックスにアップロードすると、それが魔法のようにコースへと変換される、というアイデアが生まれました。Coursebox以前には、ソーシャル型のLMSを成功裏に創業・構築しました。Travisは、大学のMOOCからエンタープライズLMSに至るまで、コースとEdTechプラットフォームのデザインに15年以上の経験を持ちます。Johnson & Johnson、Electrolux、Michael Hill、SA Healthといった著名な企業向けにトレーニングを構築してきました。彼のあるコースは、edXのフラッグシップとして20,000人以上の学習者にリーチしました。南オーストラリア州アデレードのオフィスを拠点に、カスタマーサポート、セールス、そして毎日オリジナルのプロダクトビジョンを実現することに情熱を注いでいます。