2026年版 Articulate Rise代替ツールおすすめ10選(インストラクショナルデザイナーが実際に検証)
2026年版、Articulate Rise代替ツールのおすすめ10選。AIネイティブな作成機能、インタラクティブ性、使いやすさ、価格を軸に、実際にRiseを使ってきたインストラクショナルデザイナーが比較しました。

最適なRiseの代替ツールは、AIに何をしてほしいかによって変わります。Riseは AI登場以前に作られた優れた作成ツールで、後からアシスタント機能が追加された形です。それを上回るツールは、AIが文章の下書きを作るだけでなく、レッスンや設問、評価、シナリオまで実際のコースそのものを組み立ててくれます。Courseboxはまさにその設計で作られており、マイクロラーニングではもう7tapsがそれに近く、残りのツールはAI登場前のツールにAIを後付けした形にとどまります。
- 今やほとんどのツールがAI対応をうたっていますが、違いはAIが実際に何を作るかにあります。CourseboxではAIがチャットでコース全体を作成・編集しますが、他の多くのツールでは短い文章や画像を下書きする程度で、実際の作成作業は依然として手作業のままです。
- Riseに最も近いシンプルな作成体験を求めるならEasygenerator、PowerPointを使い続けたいならiSpring Suite、ソフトウェアシミュレーションならAdobe CaptivateかdominKnow、インタラクティブなビジュアル表現ならGenially、マイクロラーニングなら7tapsが向いています。
- 無料プランがあるツールは限られています。Genially と 7taps には本格的な無料プランがあり、Courseboxも無料で始められます。一方、iSpring、Gomo、Captivate、Lectora、dominKnowは無料トライアルのみの提供です。
- ほとんどのツールはSCORM形式で自社のLMSに出力するだけの機能にとどまります。10製品中8製品がこの形にとどまる一方、Courseboxと7tapsは研修の配信と受講状況の管理まで自社内で完結できます。
3つの質問に答えるだけで、このリストの中から最適な1つをご案内します。

自社ブランドの LMS を、学習者数無制限で運用できます
Articulate Riseは、この分野の定番といえる優れた作成ツールです。ブラウザベースで動作が速く、現場の専門家にそのまま任せてもきれいでレスポンシブなコースに仕上がるほどシンプルです。実際、私自身もそうした使い方で数多くのコースを作ってきました。ただし、RiseはAI以前の設計思想で作られたツールであり、そこは使うほどにはっきり感じられます。Articulateも他の多くのツールと同様、後からAIアシスタントを追加しただけなので、コースの組み立て自体は従来のやり方のままで、AIはあくまで補助的な役割にとどまります。
Riseからの乗り換えを検討する価値があるのは、まさにこの点です。重要なのはツールにAIが搭載されているかどうかではなく、そのAIが実際に何を作り出すかです。一段落の文章を下書きするだけのボタンと、レッスンや設問、評価課題、練習シナリオまで書き上げ、依頼すればいつでも書き直してくれるAIとでは、まったく別物です。コースの作成が、ブロックをドラッグする作業ではなく、要望を伝えてチャットで下書きを編集する作業になったとき、仕事は驚くほど速く、面倒が少なくなります。Riseを本当に上回るのはこうした点であり、機能リストの長さではありません。
私はTravisといいます。本業はインストラクショナルデザイナーで、Courseboxの創業者でもあるので、この比較には利害関係があることを先にお伝えしておきます。CourseboxはAIファーストの発想で作られたツールで、ブロックを組み立てるのではなく、プロンプトを書いてAIとともにコースを形にしていきます。Riseに勝っているのはまさにこの部分です。一方で、手作業で作り込むソフトウェアシミュレーションに関しては、従来のデスクトップ型ツールに軍配が上がることも正直に述べておきます。今回はCourseboxも含め、残り9製品とまったく同じ基準で検証しました。
Articulate Rise代替ツールの比較方法
すべてのツールを同じ5つの基準で評価しました。まずは、2026年のツールと2019年のツールを本当の意味で分けるポイントから見ていきます。
AIネイティブな作成機能。コースの作成と編集の基本手段がAIになっているか、それともAI以前に設計されたツールに後付けされた一機能に過ぎないか。この軸を最も重視して評価しました。
インタラクティブ性と深さ。単純なブロックやクイズにとどまらず、シナリオやシミュレーション、実践的な練習までどこまで踏み込めるか。
使いやすさとスピード。Riseが支持されているのは、開発者でなくても速く作れるからです。優れたAIであれば、その使いやすさをさらに高めるべきで、覚えなければならないメニューを増やすようなものであってはなりません。
アウトプットと配信。完成したコースの質そのものも重要です。スマートフォンでもきちんと表示され、アクセシビリティに配慮されていて、SCORMやxAPI形式でLMSに出力できる、あるいはツール側で配信と受講管理まで担ってくれる、といった点です。
価格。各社が公開している場合は実際の金額を、非公開の場合は見積もり制であることを、正直に明記しています。
最も重視したのはAIネイティブな作成機能です。日々の作業を実際に変えるのはこの部分だからです。次いでインタラクティブ性と完成したコースの質を重視しました。価格は主役ではなく最終的な決め手として扱い、各ツールがSCORM出力のみなのか、研修そのものを配信できるのかも併記しています。
Articulate Rise代替ツール一覧。
| ツール | おすすめの用途 | 価格 | 無料プラン | AI作成機能 |
|---|---|---|---|---|
| Coursebox | AIでコースを作成・編集したい場合 | 無料で開始、有料プランあり | あり | AIネイティブ(プロンプトや資料から作成) |
| iSpring Suite | 普段からPowerPointを使うチーム向け | 作成者1人あたり年額約$770から(報告値) | トライアルのみ | AIは後付け |
| Easygenerator | 専門家がシンプルに作成したい場合向け | Proプラン 月額$116(年額$1,399) | トライアル後、制限付き無料プランに移行 | AIはかなり統合されている |
| Elucidat | 大規模チームでの作成を拡張したい場合向け | 見積もり制(現Confirm Frontline) | なし | AIは後付け |
| Gomo | マルチデバイス対応のレスポンシブなコース向け | 見積もり制(ユーザー数とストレージ量による) | 21日間のトライアル | AIは後付け |
| Adobe Captivate | シミュレーションとソフトウェアトレーニング向け | 月額約$33.99(報告値) | トライアルのみ | AIは後付け |
| Genially | インタラクティブでビジュアル重視のコンテンツ向け | 無料プランあり、Proは月額約$7.49(報告値) | あり | AIは後付け |
| dominKnow One | レスポンシブ・従来型両方に対応するチームでの共同作業向け | 作成者1人あたり年額$2,000 | トライアルのみ | AIは後付け |
| Lectora | アクセシビリティと複雑なインタラクションが必要な場合向け | ユーザー1人あたり年額約$1,398(報告値) | トライアルのみ | AIは後付け |
| 7taps | スピーディなモバイル向けマイクロラーニング向け | 無料プランあり、Starterは年額約$4,995(報告値) | あり | AI活用に積極的 |

以下は、それぞれが最も得意とする用途別のランキングです。
Articulateを含め、今回取り上げたほぼすべてのツールがAI対応をうたっています。問題は、そのAIが実際に何を作るかです。このリストの大半では、AI以前に作られたツールに後からAIが追加されただけなので、短い文章や画像を下書きする程度にとどまり、コースの組み立ては結局手作業のままです。一方でごく一部のツールでは、AIがレッスンや評価課題、練習シナリオまで実際に組み立て、最初のクリックからチャットで編集できます。クイズ付きのPowerPointを速く作ることが目的ではなく、より良い学びを作ることが目的のはずです。見極めるには、機能リストを読むのではなく、実際にコースを一つ作ってみることです。
Articulate Riseのおすすめ代替ツール10選
1. Coursebox

おすすめの用途: ブロックを組み立てるのではなくAIでコースを作成・編集したいチーム。Riseよりも速く完成品にたどり着けます。
Courseboxは弊社の製品のため、その点を踏まえてお読みください。CourseboxはAIファーストで作られています。プロンプトや資料をもとに、チャットでAIとやり取りしながらコースを形にし、同じ方法で仕上げていきます。この出発点はRiseのブロック形式とは大きく異なります。研修の配信と受講状況の管理は自社LMSまたはSCORM出力で行えますが、Riseと比較する上で本当に重要なのは作成方法の部分です。
使いやすさとスピード: 今回の中で最も速いツールです。プロンプトを入力し、AIとのチャットでコースを作成、ブロックをドラッグする代わりに同じ方法で下書きを編集していきます。
インタラクティブ性: AI動画、受講者向けに常時対応するAIチューター、ルーブリックによるAI自動採点の課題、練習シナリオまで、すべてのコースに標準で備わっています。
AI: ネイティブ。AIヘルパーをクリックして使うのではなく、AIそのものと一緒に作成します。コースの内容を伝えるとレッスンやクイズ、採点付き課題、ロールプレイシナリオまで下書きし、依頼すればどの部分でも書き直してくれます。これが、AIが補助的な役割にとどまるRiseとの根本的な違いです。
価格: 無料で始められ、有料のCreator、Pro、Businessの各プランがあります。ブランド設定した配信はProプランから利用可能で、実際の利用人数に応じた料金は見積もり制です。
注意点: 既存の大手ツールに比べて歴史が浅く、設計思想もAIネイティブです。手作り込みのシミュレーションに対応した、機能豊富で成熟したデスクトップ型作成ツールが必要であれば、StorylineやCaptivateの方が今のところ優れています。また、AIが作成した下書きは、公開前に人の手による確認・編集が必要です。
検証メモ: インストラクショナルデザイナーとして使ってみて、Riseとの違いを最も感じたのは作り始め方でした。Riseではブロックを一つずつ積み上げていきますが、Courseboxでは要望を伝えてチャットで下書きを編集するだけなので、速く、手間も格段に少なく感じました。ただし、AIが作った下書きにはどれも共通する注意点があり、公開前には必ず人の目でチェックする必要があります。
総評: AIにコースの作成と編集を任せ、Riseよりも速く完成品にたどり着きたい場合の選択肢です。Riseをそのまま置き換えるツールというより、AIネイティブという新しい選択肢として捉えてください。
2. iSpring Suite

おすすめの用途: 普段からPowerPointで作成していて、そのまま使い続けたいチーム。
iSpring SuiteはPowerPointのアドインで、チームがすでに使い慣れたツールの中でそのまま作成できます。クイズやインタラクション、画面録画、対話形式のシミュレーションなども追加できます。
使いやすさとスピード: PowerPointに慣れていれば非常に速く、新しく覚えることはほとんどありません。ただし、基本的にWindows向けの設計です。
インタラクティブ性: 価格の割に充実しており、スライドを離れることなくロールプレイ形式の対話シミュレーションやクイズ、インタラクションを組み込めます。
AI: 後付け。iSpringにもAIアシスタント機能が追加されていますが、基本はPowerPointベースの手作業の流れのままです。SCORM形式でLMSに出力します。
価格: 報告によると、作成者1人あたり年額約$770からで、より高機能なMaxプランも用意されています。無料トライアルはありますが、恒久的な無料プランはありません。
注意点: PowerPointとWindowsに依存しているため、Macを使うチームや、Riseのようなクラウド中心のブラウザベースの作業を求める人には不便を感じやすいでしょう。
検証メモ: iSpringがPowerPoint利用チームに選ばれる理由は、学習コストがほとんどかからない点にあります。実際に触ってみると、Riseとはちょうど逆のトレードオフがあることが分かりました。高度なクイズやシミュレーション機能を得られる一方で、Riseの魅力だったすっきりとしたブラウザベース、モバイルファーストの使い心地は失われます。
総評: すでにPowerPointを作成の拠点としていて、働き方そのものは変えずにRiseより高機能なツールが欲しい場合の自然な選択肢です。
3. Easygenerator

おすすめの用途: コース設計の専門知識がなくても、シンプルに作成したい現場の専門家。
Easygeneratorは、デザインの専門知識がない人でも素早くきれいなコースを作れるように設計されたクラウド型の作成ツールです。テンプレートに沿った一直線のワークフローにより、デザインではなく内容そのものに集中できます。
使いやすさとスピード: 使い心地はRiseに最も近く、ウェブベースでテンプレート主導、専門家でもすぐに使いこなせます。
インタラクティブ性: ドラッグ&ドロップ形式の設問、ホットスポット、テキストマッチングなど基本機能がしっかりしており、全プランでAIコース作成機能も利用できます。
AI: かなり統合されている。EasyAIは全プランで利用でき、コンテンツの下書きを作成しますが、あくまでテンプレート主導のツールの上に乗る形です。SCORM形式でLMSに出力します。
価格: Proプランは月額$116(年額なら$1,399)。14日間のフル機能トライアルの後、制限付きの無料プランに移行します。TeamやEnterpriseはさらに高額です。
注意点: シンプルさを重視した設計のため、高度なカスタムインタラクションやシミュレーションが必要になると限界を感じるでしょう。
検証メモ: テンプレートと、作成・デザイン・公開という決まった流れは、不安を感じがちな現場の専門家にとってまさに必要なものです。あるレビュアーが述べていたように、テンプレートがあることでコース作成へのハードルが下がり、取っかかりを得られます。これはRiseが支持されてきたのと同じ発想です。
総評: コースを作る人がインストラクショナルデザイナーではなく現場の専門家で、初日から成果を出してほしい場合に適しています。
4. Elucidat

おすすめの用途: 統制やガバナンスを保ちながら、作成業務を大規模チームでスケールさせたい場合。
Elucidatは、大量のコンテンツを制作する企業向けのクラウド型レスポンシブ作成プラットフォームで、共同作業機能やレビューワークフロー、数十言語への翻訳機能を備えています。現在はConfirm(Frontline)の一部となっています。
使いやすさとスピード: ウェブベースで扱いやすい一方、大規模運用を前提に設計されているため、軽量なツールに比べると覚えることは多くなります。
インタラクティブ性: レスポンシブなインタラクションの質が高く、AIによる作成支援や、自動翻訳を含む強力なローカライズ機能も備えています。
AI: 後付け。AIによる作成支援は、すでに確立されたエンタープライズ向けプラットフォームに追加された機能です。SCORM形式でLMSに出力します。
価格: 見積もり制で、公開価格や無料プランはありません。
注意点: 見積もり制でエンタープライズ向けという位置づけのため、小規模チームには手が届きにくく、買収により製品や価格体系も過渡期にあります。
検証メモ: プラットフォーム自体は扱いやすいものの、実際に使っている人たちが率直に語っているのは、eラーニングに不慣れな人にとってはそれなりの学習コストがあるという点です。ツールの操作は簡単でも、インストラクショナルデザインそのものは簡単ではなく、Elucidatもその部分を代わりにやってくれるわけではありません。
総評: 大規模チームでコンテンツを量産し、ガバナンスも必要な場合には検討する価値がありますが、手早くRiseを置き換えたいだけの場合には向きません。
5. Gomo

おすすめの用途: 真にレスポンシブなマルチデバイス対応コースを何より重視するチーム。
Gomoは、レスポンシブデザインを軸に構築されたクラウド型のHTML5作成ツールで、一つのコースがデスクトップ、タブレット、スマートフォンに応じてきれいに表示を変え、別バージョンを用意する必要がありません。
使いやすさとスピード: インストール不要のブラウザベースで、Riseと同じ発想です。
インタラクティブ性: 良好で、特にコンテンツバンクから設問をランダムに出題する仕組みが特徴的です。受講者同士で解答を共有されるのを防げます。
AI: 後付け。AIは主に自動翻訳の場面で使われており、コースの作り方そのものには関わりません。SCORM出力に加え、修了状況のレポートにも対応しています。
価格: 見積もり制で、ユーザー数とストレージ量に応じた料金体系です。個人・小規模チーム向けプランには21日間のトライアルがあります。
注意点: 価格体系が分かりにくく、強力な機能の一部は初期設定が必要で、すぐに使えるわけではありません。
検証メモ: このランダム出題機能はコンプライアンス研修に役立ちますが、ワンクリックで使えるわけではありません。実際に設定するには、コンテンツバンクの作成、各バンクから出題する設問数の指定、ランダム出題の有効化といった作業が必要で、宣伝文句よりも手間がかかります。
総評: デバイスを問わないレスポンシブな表示だけは絶対に譲れない、という場合に選ぶべきツールです。
6. Adobe Captivate

おすすめの用途: ソフトウェアトレーニングやシミュレーション、没入感のあるインタラクティブなシナリオ向け。
Adobe Captivateは、ソフトウェアシミュレーションや分岐型インタラクションに強い、実績のあるパワーツールで、現在は生成AIによる作成機能やレスポンシブ出力にも対応しています。
使いやすさとスピード: 今回の中で最も学習コストが高いツールです。強力な反面、Riseのように現場の専門家にそのまま渡してすぐ使える種類のツールではありません。
インタラクティブ性: ソフトウェアシミュレーション、デモ・体験モード、分岐型シナリオにおいては最も強力です。
AI: 後付け。生成AIやFireflyによる画像生成機能が追加されましたが、ツールの中核部分はここ数年ほとんど変わっていません。SCORM形式でLMSに出力します。
価格: 報告によるとサブスクリプションで月額約$33.99、無料トライアルもあります。この数値は第三者情報のため、正式にはAdobeの公式サイトでご確認ください。
注意点: レビュアーたちが口をそろえて指摘するのは、インターフェースが古く感じられる点です。Storylineと比較すると仕上がりもやや古めかしく見えることがあり、シミュレーション性能の高さと引き換えに手間と洗練さを犠牲にする形になります。
検証メモ: 利用者から繰り返し聞かれるのは、インターフェースが2010年頃からほとんど変わっていないという声です。そのため分岐ロジックの構築は新しいツールに比べて手間がかかり、見た目もStorylineの仕上がりと比べると古く感じられます。Captivateを選ぶ理由は使い心地ではなく、できることの多さにあります。
総評: ソフトウェアシミュレーションと高度なインタラクティブ性が本当に必要で、それを使いこなすスキルがある場合に選ぶべきツールです。
7. Genially

おすすめの用途: 構成と同じくらいデザインが重要な、インタラクティブでビジュアル重視のコンテンツ向け。
Geniallyは、クリック可能な要素やアニメーション、ドラッグ&ドロップが標準で組み込まれたインタラクティブコンテンツ作成ツールで、視覚的に引き込まれるコンテンツを素早く作成できます。
使いやすさとスピード: テンプレート主導でビジュアル重視ですが、選択肢の多さゆえに独自の学習コストもあります。
インタラクティブ性: インタラクティブ性そのものが最大の特徴で、ツールチップやクリック可能なホットスポット、埋め込みメディア、アニメーションなどを回避策なしに実現できます。
AI: 後付け。AIクレジットを使ってコンテンツを生成できますが、あくまでビジュアルツール内の一機能であり、作成方法そのものを変えるものではありません。SCORM出力は有料プランで利用できます。
価格: 無料プランがあり、Proは報告によると月額約$7.49から$9.90、さらに上位のMasterやEnterpriseプランもあります。
注意点: 本質的にはコンテンツ・プレゼンテーションツールのため、専用の作成スイートと比べると、正式なコース構成や評価、レポート機能は手薄です。
検証メモ: 印象的だったのは、インタラクティブな要素が後付けではなく最初から組み込まれている点で、クリック可能なコンテンツを作るための回避策を案内する必要がなくなりました。その代わりインターフェースは機能が盛りだくさんで、描画ツールのような基本機能でさえ、設定メニューを見つけるまで有効になっていないことがあります。
総評: コンテンツにインタラクティブ性とデザイン性が求められ、評価や配信は別の手段でまかなえる場合に適した選択肢です。
8. dominKnow One

おすすめの用途: レスポンシブ形式と従来形式の両方の作成を、一つの共同作業プラットフォームでまかないたいチーム。
dominKnow Oneは、レスポンシブ作成機能(Flow)、Storyline風の固定レイアウト作成機能(Claro)、画面キャプチャによるシミュレーション機能を一つのクラウドプラットフォームにまとめ、レビューや共同作業のワークフローも内蔵しています。
使いやすさとスピード: クラウドベースで共同作業に対応していますが、単機能のツールに比べて奥が深く、覚えることも多くなります。
インタラクティブ性: レスポンシブなコンテンツから、見る・試す・テストの各モードを備えたソフトウェアシミュレーションまで幅広く対応しています。
AI: 後付け。AIは一部の場面で補助的に使われていますが、作成作業自体は複数モードを使い分ける手作業のワークフローのままです。SCORMおよびxAPI出力に対応しています。
価格: Businessプランは作成者1人あたり年額$2,000、5人以上のチーム向けのBusiness PLUSは$2,500、Enterpriseは見積もり制です。トライアルのみで無料プランはありません。
注意点: チーム向けに作成者単位で年間契約する形態のため、気軽で安価なRiseの代わりにはなりません。
検証メモ: 実際に時間の節約になるのは、一度作成すれば各デバイスに合わせて表示が自動調整される点で、従来のツールのようにデスクトップ版とモバイル版を別々に維持する必要がありません。レスポンシブ形式と従来形式のコースを使い分けるチームにとっては、両方のモードを一つの場所で扱えることこそが本当の魅力です。
総評: 単なるエディター以上の、本格的な共同作業ワークフローとともにレスポンシブ・従来型両方の作成が必要なチームには有力な選択肢です。
9. Lectora

おすすめの用途: アクセシビリティが重視される研修や、複雑かつ高度にカスタマイズされたインタラクションが必要な場合。
Lectoraは、デスクトップ版とオンライン版の両方が使える、実績のある作成ツールで、強力なアクセシビリティ対応と、インタラクションやブランディングに対する高い制御力で知られています。
使いやすさとスピード: Riseに比べると本格的で従来型の作成モデルですが、比較的早い段階で成果を出せるようになったというチームの声もあります。
インタラクティブ性: 分岐、シミュレーション、フルカスタマイズのインタラクションに対応した高度な機能を持ち、アクセシビリティ制御も本格的です。
AI: 後付け。実績のある作成ツールに、最近になってAIコースウィザードが追加されました。SCORM形式でLMSに出力します。
価格: 報告によるとGold Suiteはユーザー1人あたり年額約$1,398です。無料トライアルはありますが、恒久的な無料プランはありません。この数値は第三者情報のため、最新の情報を公式サイトでご確認ください。
注意点: レスポンシブ対応の程度は作り方によって変わるため、自動的にうまくいくと過信せず、実際に使う端末で入念にテストする必要があります。
検証メモ: 導入したあるチームによると、約2週間で最初のコンテンツを本番投入でき、複数のコンテンツ形式に対応していることで社外パートナーも参加しやすかったといいます。ただし正直な注意点として、レスポンシブ対応の基準は作成ツールによって異なるため、頼り切る前に実機でテストすべきだと付け加えていました。
総評: アクセシビリティ基準への準拠と、複雑でカスタマイズされたインタラクションが譲れない条件である場合に適したツールです。
10. 7taps

おすすめの用途: しっかりとしたコースよりも、スピーディでモバイル中心のマイクロラーニングを求める場合。
7tapsは、短くモバイル中心のレッスンを数分で作成できるマイクロラーニングツールで、リンクやQRコード、チャットを通じて受講者に直接届けられます。PDFやスライド資料をAIがそのままレッスンに変換してくれる機能もあります。
使いやすさとスピード: 意図的に小さなフォーマットにしているため、完成までが最も速いツールです。
インタラクティブ性: カード形式のコンテンツ、クイズ、AI生成動画などがあり、本格的なコースというより短時間での知識定着に向いています。
AI: AI活用に積極的。AI変換機能がPDFやスライド資料をレッスンに変換してくれ、ツール自体もAI活用型マイクロラーニングを軸に比較的最近作られました。マイクロラーニングの配信そのものも自社で完結します。
価格: 恒久的な無料プラン(共有コース2件、アクティブ受講者500人まで)があり、Starterプランは報告によると年額約$4,995、Enterpriseは見積もり制です。
注意点: マイクロラーニング専用の設計のため、体系立てた複数モジュールのコースが必要な場合には向きません。
検証メモ: 知っておくべき点として、クイズの設問が必須の関門として機能し、間違えると先に進めない仕組みになっています。知識定着には効果的で能動的な取り組みを促せますが、その分道筋が固定され、クイズに失敗した受講者を飛ばしたり別の道に進ませたりすることはできません。
総評: LMSに置く本格的なコースではなく、短時間でモバイル中心の知識定着を素早く届けたい場合に適しています。
Articulate Rise代替ツールの選び方
機能リストではなく、やりたいことから考えましょう。
AIネイティブな作成方法か、後付けのAI機能かを決める
今回取り上げたほぼすべてのツールが何らかのAI機能を備えていますが、違いはそのAIが実際に何を作るかにあります。iSpring、Elucidat、Gomo、Captivate、Genially、Lectora、dominKnowでは、AI以前のツールにAIが追加された形なので、作成方法自体は従来のままで、AIは補助的に助けてくれるだけです。Courseboxでは最初のクリックからAIがコースを作成・編集し、マイクロラーニングでは7tapsがそれに近い立ち位置です。AIファーストな作成方法を求めるなら、この2つが候補になります。
Riseではできなかったことに合わせてツールを選ぶ
シミュレーションの面でRiseでは物足りなくなったならCaptivateかdominKnow、インタラクティブ性とビジュアル表現を求めるならGenially、専門家によるシンプルな作成ならEasygenerator、マイクロラーニングなら7taps、PowerPointを使い続けたいならiSpringを検討しましょう。
見積もり制の価格はシグナルとして捉える
Elucidat、Gomo、そしてdominKnowの上位プランは、価格を営業担当との商談の先に隠しています。これは多くの場合エンタープライズ向けの契約であることを意味するため、評価に時間をかける前にその点を考慮しておきましょう。
SCORM出力に実際どれだけコストがかかるかを忘れずに
純粋な作成ツールはいずれも、自分で用意したLMSに配置する必要があるSCORMファイルを出力するだけです。もしまだLMSを持っていなければ、それは別の購入と別のセットアップ作業を意味し、オールインワン型のツールはまさにこの手間をなくしてくれます。
結局、どのArticulate Rise代替ツールを選ぶべきか?
この記事から一つだけ持ち帰るなら、AIネイティブかどうかという問いにしてください。デモではほとんどのツールが何かしらのAI機能を見せてくれますが、実際にAIがコースの作成と編集を担い、あなたはその舵取りをするだけという状態を実現できるツールはごくわずかです。そしてそここそが、日々の作業を変える本当の違いになります。シンプルで使い慣れた作成方法を求めるなら、EasygeneratorかiSpringが手堅い乗り換え先です。AIに重い作業を任せたいという理由でRiseを離れるのであれば、そここそCourseboxが力を発揮する場面です。どちらを選ぶにせよ、この記事も含めた比較表を読むだけでなく、実際に何か一つ作ってみて判断してください。
Rise単体ではなくArticulate 360スイート全体を検討している場合は、Articulate 360 alternativesで扱いの範囲がさらに広くなり、Articulate Rise vs Storylineの比較記事では、Articulateの製品内にとどまる場合の選び方を扱っています。
よくある質問
乗り換える理由によって変わります。同じくシンプルでウェブベースの作成方法を求めるならEasygeneratorが最も近く、より高機能なツールを求めるならiSpringやAdobe Captivateが選択肢になります。また、Riseの本当の課題が、別途用意したLMSへのSCORM出力しかできない点にあるなら、AIで作成し研修の配信まで担うCourseboxのようなオールインワン型のツールの方が、多くの場合より良い答えになります。
いくつかあります。Genialyには本格的な無料プランがあり、7tapsには恒久的な無料マイクロラーニングプランがあります。Courseboxも無料で始められます。一方、専用の作成ツール(iSpring、Gomo、Captivate、Lectora、dominKnow)の多くはトライアルのみの提供で、「無料」といっても恒久的な無料プランではなくトライアルを指す場合がほとんどです。
Riseはシンプルでウェブベース、テンプレート主導のツールで、レスポンシブなコースを素早く作成できます。Storylineはスライドベースのデスクトップツールで、高度にカスタマイズされたインタラクションやシミュレーションに向いています。スピードとシンプルさを求めるならRise、細かな制御を求めるならStorylineです。詳しい選び方はArticulate Rise vs Storylineの比較記事で解説しています。
ほとんどが対応しています。iSpring、Easygenerator、Elucidat、Gomo、Adobe Captivate、Genially、dominKnow、Lectoraはいずれも、LMSに配置するためのSCORM出力に対応しています。例外はオールインワン型のツールで、CourseboxはSCORM出力と自社LMSでの配信のどちらも選べ、7tapsはマイクロラーニングを直接配信します。
多くの企業チームにとっては、すでにLMSを持っているかどうかが分かれ目になります。持っている場合は、iSpringやEasygeneratorで素早く作成し、そのままLMSに出力できます。持っていない場合、あるいは研修の作成と採点までAIに任せたい場合は、Courseboxなら作成と配信を一つにまとめられ、二つ目のシステムを用意する手間そのものをなくせます。

Travis Clapp
Travis ClappはCourseboxのオリジナルの創業者でありCEOです。経験豊富なインストラクショナルデザイナーとして、彼自身が高品質なコースを作り上げるプロセスを経験してきました。それらの経験から、ドキュメントやアイデアをすべて仮想のボックスにアップロードすると、それが魔法のようにコースへと変換される、というアイデアが生まれました。Coursebox以前には、ソーシャル型のLMSを成功裏に創業・構築しました。Travisは、大学のMOOCからエンタープライズLMSに至るまで、コースとEdTechプラットフォームのデザインに15年以上の経験を持ちます。Johnson & Johnson、Electrolux、Michael Hill、SA Healthといった著名な企業向けにトレーニングを構築してきました。彼のあるコースは、edXのフラッグシップとして20,000人以上の学習者にリーチしました。南オーストラリア州アデレードのオフィスを拠点に、カスタマーサポート、セールス、そして毎日オリジナルのプロダクトビジョンを実現することに情熱を注いでいます。


